山 行 報 告 | |
2012/1/16 奥秩父・乙女の滝 | メンバ:駒崎、加藤、新村 記録:新村 |
【コースタイム】
西沢渓谷駐車場6:50―乙女の滝9:30―山ノ神19:20―駐車場22:15
【記 録】
道の駅みとみに6時到着。駒崎さんにアイゼンを合わせてもらい、出発。凍った沢を渡渉するのは初めてで、わくわくする。写真を撮りたいと思うくらい珍しかった。
登山道に雪はなく、快適に歩ける。ホラノ貝を巻く道は急で、木の根をつかみながら上がる。雪がついていたら下りは恐そうだ。
途中、清兵衛沢も凍っていた。清兵衛沢から少し進んだところで、一箇所アイゼンをつける。5mくらいの沢を渡るとまたすぐアイゼンを外す。
山ノ神を過ぎたらもうすぐ乙女の沢到着。必要なもの以外は取り付きにデポし、さっそく駒崎さんがリードで乙女の滝を登り始める。
ロープがいっぱいになり駒崎さんから声が挙がるが反響して聞き取れない。何度も言い直してもらい、ようやくあと3m上がらないとビレイ点がないということがわかる。下でビレイしていた加藤さんが3m上がり、ようやくビレイ解除。わかるまで時間がかかり申し訳なかった。
加藤さんにつづいて上がる。駒崎さんにいただいたモノポイントのアイゼンは利きがよく、安心して立ち込める。アックスの打ち込みは下手くそで何度も打ち込んでしまう。上の方へ行くと、人が打ち込んだ跡を使ってくるよう駒崎さんに教えてもらう。
駒崎さんは滝上の凍った岩でビレイしていた。そのままロープを引いて傾斜の緩やかな沢を上がる。滝が出たところで、再び駒崎さんにリードしてもらう。何度か繰り返して最後の大滝に到着。50mでは足りないので途中でピッチを切る。
2ピッチ目、駒崎さんは途中スクリューを打ち込み休憩し、あとは一気に上がる。私も後を追うが、途中でふくらはぎがつりそうになり声を出しながら気力を振り絞ってなんとか上がる。その上、最後のピッチ、スクリューの回収は加藤さんにすべてやっていただいたので、力不足を実感。ふくらはぎの筋肉をもっとつけたい。
あとは立ち木の支点を探しながら懸垂で下りる。一箇所ロープが引けず、駒崎さんが登り返してくれる。あと2ピッチのところで暗くなり、用意していたヘッ電をつける。
最後は凍った岩に捨て縄をかけて懸垂。3mをクライムダウンできるか問題だったが、傾斜は緩やかだったので行けると判断。駒崎さんが先頭で下りたところ、ロープは届きクライムダウンはしなくて済んだ。
ここからは急がず迷わないよう慎重に帰ろう。初めての大休止でお腹を満たし、身支度を整えて18時出発。6つの目で踏み跡を探しながら慎重に進む。一人では難しかったけれど、三人だったから踏み跡を外さず登山道に出られた。
駐車場に着き、長く充実した一日が終わった。